« 2004年4月 | トップページ | 2004年6月 »

2004.05.26

マニアは孤ならず、必ずや隣あり

 「究極の静岡吟醸を愛でる会」が、今年も6月26日(土)の午後に開催されます。吟醸番さんが主催されるこの会は、「静岡県内の蔵が醸す鑑評会グレードのお酒を飲もう!」という趣旨で昨年はじまったものです。私も、当初からお酒集めに協力しています。

 ここでは、ブログの趣旨に沿って(マニアックでエンスー!)、会で出す予定のお酒について書きます。

 基本的に、静岡県鑑評会の吟醸の部(大吟醸)・純米の部(純米大吟醸)、名古屋国税局鑑評会の吟醸酒の部(大吟醸)・純米酒の部(純米大吟醸)、全国鑑評会(大吟醸)のいずれかの鑑評会に出品したお酒、またはその同等品を揃えます。蔵元さんから直接頒けていただいた出品酒そのもの(出品斗瓶)や、出品酒の前後の斗瓶取りなどです。これらの酒中には、静岡県の県知事賞(首席)、名古屋国税局の局長賞(首席)、全国金賞のお酒もあります。また、かの「菊源氏 14BY 全国金賞受賞酒」も、吟醸番さんが確保されました。

 という訳で、会費は通常の日本酒の会よりも少々お高くなりますが、吟醸酒ファン・静岡吟醸マニアには絶対に見逃せない会でしょう。しかも酒造組合や酒販店ではなく、一般消費者が企画して実現したというところが、いかにも「マニアックでエンスー」だと思います。

今日の格言: 「マニアは孤ならず、必ずや隣あり」

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.11

産経新聞よ、おまえもか

 昨日の皇太子殿下の記者会見は胸の痛む内容だった。その全文は産経新聞の記事「皇太子さま記者会見全文」で読める、しかし、このタイトルには大いに違和感がある。マスメディアの日本語は明らかに病んでいる。あの産経新聞にしても、だ。これは絶対に「皇太子殿下 記者会見全文」であらねばならぬ。

 「天皇」「天皇さま」も絶対に天皇陛下であらねばならぬ。「皇后さま」は皇后陛下であらねばならぬし、「美智子さま」に至っては論外だ。諱(いみな)は古代支那に発生した風習だが、立派に日本の文化として根付いている。実名をもって呼ぶことが許されるのは、皇后陛下に対しては天皇陛下のみである。

 「雅子さま」も同様で、これは天皇皇后両陛下と皇太子殿下を除いては口に出し文に書くことはありえない。然るに、テレビ朝日のサイト には“「雅子の人格を否定するような動き」皇太子さま苦悩”という見出しが踊る。なんと無礼な‥‥

 会見内容をそのまま引用したというポーズで、皇太子妃殿下を呼び捨てにして恥じないテレビ朝日に災いあれ。

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.05.10

吟醸酒研究機構の会

umenishiki.jpg

 5月8日に御茶ノ水のグリル「峰」で吟醸酒研究機構幻の日本酒を飲む会 主催の「私たちの全国新酒鑑評会」があった。「金賞・銀賞」を決める審査会ではなく、全国の酒蔵が、100年にわたって挑み続けた全国新酒鑑評会に、どんなお酒を出品するのかを覗き見させてもらおうという趣旨の会である。並んだ天の美禄は以下の通り70を超えた。小生はなんとか60くらいまで飲んだが、辿り付く前に空になったものもあり全制覇はならなかった。

(画像は「梅錦」の出品大吟醸 YK-30 のラベル)

北海道 男山 純米大吟醸
青森県 鳩正宗 大吟醸 「吟麗」
青森県 喜久泉 大吟醸 全国出品酒
岩手県 南部美人 大吟醸 斗瓶囲い雫酒
岩手県 浜千鳥 大吟醸 斗瓶囲い
岩手県 わしの尾 純米吟醸 「蔵人の酒」
宮城県 浦霞 大吟醸 鑑評会出品酒
宮城県 鳳陽 大吟醸 山田錦
秋田県 春霞 大吟醸
秋田県 天寿 大吟醸 「鳥海」
秋田県 飛良泉 大吟醸
秋田県 由利正宗 袋吊り中取り大吟醸
秋田県 まんさくの花 大吟醸 鑑評会出品酒
秋田県 両関 大吟醸原酒 「雪月花」
秋田県 出羽鶴 大吟醸 鑑評会出品酒
秋田県 刈穂 大吟醸 鑑評会出品酒
山形県 くどき上手 大吟醸
山形県 出羽桜 大吟醸 鑑評会出品酒
山形県 栄光冨士 大吟醸
山形県 羽陽男山 秘造り大吟醸 「壺天」
山形県 米鶴 大吟醸
山形県 千代寿 大吟醸 「虎屋」
山形県 あら玉 純米大吟醸
福島県 末廣 中汲み大吟醸 生 「玄宰」
福島県 国権 大吟醸 特撰斗瓶囲い
茨城県 一人娘 純米大吟醸
栃木県 天鷹 大吟醸 斗瓶取り
栃木県 東力士 大吟醸 中汲み 鑑評会出品酒
群馬県 群馬泉 平成7年 若水純米(35%)
埼玉県 天覧山 鑑評会出品酒 斗瓶囲い
東京都 澤乃井 鑑評会出品酒
東京都 多満自慢 大吟醸 しずく
新潟県 越乃寒梅 超特撰 大吟醸
新潟県 米百俵 大吟醸
新潟県 長者盛 鑑評会出品酒
富山県 銀盤 大吟醸しぼりたて 「黒部の雫」
石川県 手取川 大吟醸
福井県 花垣 大吟醸 鑑評会出品酒
福井県 一本義 大吟醸 鑑評会出品酒
福井県 北の匠 大吟醸 「大吟匠」
長野県 真澄 純米大吟醸 「夢殿」
長野県 舞姫 大吟醸 斗瓶囲い
長野県 麗人 大吟醸 鑑評会出品酒 「希」
長野県 大信州 大吟醸生囲い仕込み40号
長野県 大信州 大吟醸生囲い仕込み41号
長野県 秀峰喜久盛 大吟醸
岐阜県 篝火 大吟醸 斗瓶囲い
岐阜県 千古の岩 袋吊り斗瓶囲い大吟醸
静岡県 開運 大吟醸 金賞受賞酒
三重県 鈿女 大吟醸 雫生
京都府 月の桂 純米大吟醸 滴酒 斗瓶囲い 「把和游」
京都府 月の桂 祝米・純米吟醸 にごり酒
京都府 初日の出 大吟醸
京都府 玉乃光 大吟醸
兵庫県 瀧鯉 35%大吟醸
兵庫県 千代の縁 大吟醸
奈良県 八咫烏 大吟醸 鑑評会出品酒
和歌山県 一掴 純米大吟醸 斗瓶取り
鳥取県 諏訪泉 純米大吟醸 「鵬」
島根県 李白 大吟醸 鑑評会出品酒
島根県 天穏 大吟醸 全国出品酒
岡山県 酒一筋 大吟醸
広島県 賀茂鶴 大吟醸 「双鶴」
山口県 金冠黒松 大吟醸
山口県 獺祭 純米大吟醸 遠心分離 磨き二割三分
愛媛県 梅錦 大吟醸 鑑評会出品酒
愛媛県 雪雀 大吟醸 鑑評会出品酒
高知県 司牡丹 大吟醸
福岡県 黒田城大手門 純米大吟醸
佐賀県 窓乃梅 純米大吟醸 無濾過生 「梅月相思」
佐賀県 天山 大吟醸 「飛天山」
熊本県 千代の園 大吟醸

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004.05.05

東京久保田会

kubota.jpg

 写真は先日購入した「久保田」の「翠寿」のラベルの一部。御徒町のふくはら酒店で1年寝ていたものを購入したが、生老ねせずいい塩梅に熟成しており、出荷直後よりも味がのっていて旨かった。よく考えると、酒屋で買う「久保田」は、いつも生酒の「翠寿」ばかりだ。巷でよく見る「百寿」「千寿」「萬寿」には食指が動かず、あまり見ない「翠寿」に購買意欲が湧くらしい。さりとて、事情は似たり寄ったりの「紅寿」「碧寿」は見かけても買わないのは何故だろう? 我ながら不思議な行動パターンである。

 さて、「久保田」といえば「越乃寒梅」「八海山」などと並んで有名な地酒である。「幻の酒」として有名、と言ったほうがいいかもしれない。日本酒に詳しくない人でも、「ああ、あの高いお酒ね」と知っていることが多い銘柄だ。酒のディスカウントストアでプレミア価格(蔵元希望小売価格よりも高い価格)が付いているのを、よく見かけるからだろう。

 ところで、「久保田」の正規販売店の組織を「久保田会」という。東京都内の販売店が加盟する東京久保田会では、「横流し」を防ぐ目的で、ラベルに店名の小さなハンコを押印して販売することになっている。ケース単位で大量に購入していく飲食店からの横流しや、一般消費者を装って購入していくブローカーに対しては効き目があるとのこと。写真にもありますね、正規流通品の証(あかし)が。

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2004.05.02

歴史は繰り返す

BC.jpg

 「英軍もイラク人虐待関与か 英紙に内部告発証言」 という記事がインターネット版の朝日新聞に載っていた。記事によれば、虐待の様相は

『写真は上半身裸で、頭から袋をかぶせられた男に向かって、英軍兵士が放尿している場面。告発によると、英軍は8時間にわたって容疑者の男を拘束、アゴや歯を折るなどの暴行を加え、処刑すると脅した。兵士らはその後、男を走ったままの車から投げ捨てて放置したため、生死もわからないという。』

 とある。記事の最後では

『軍規が厳しいことで知られる英軍の虐待疑惑は、国内で大きな反発を招くことは必至。英軍では「もし本当だとすれば、明白に法律に違反しているだけでなく、陸軍の規律にも反する。制服を着るに値しない行為だ」として直ちに内部調査を開始することにしている。』

と英軍兵士によるイラクにおける捕虜虐待に対する英国内の反響を伝えている。本日(5月2日)の夜7時のNHKニュースでも、街頭インタビューで英国市民が「英国の軍隊にあってはならない事件」等々、この虐待に対して極めて厳しい(ネガティブな)雰囲気が報道されていた。 

 おいおい、有色人種に対する虐待は、英国人の伝統だろうが。 この偽善者め。 

 私が真っ先に思い浮かべたのは、田中宏巳「BC級戦犯」ちくま新書 の以下の記述(pp.136-138)である。

『私的制裁の横行については、英軍が管理するシンガポールのチャンギー刑務所とオートラム刑務所に関する伝聞が非常に多い。シンガポールの両刑務所では一日中、殴る、打つ、蹴るという拷問の音が響き、日本人のうめき声が絶えることがなかったといわれる。拷問の一手段として食糧を支給しないという手段を使ったのは、英軍が最初であった。こうした私的制裁によって多数の死者が出たのは、両刑務所に収容されていた帰還者の説明で明らかだが、しかし実際にどれだけの犠牲者が出たか、英軍が発表するはずもなく今日まで不明である。』

『戦犯裁判を行った七ヶ国は、当然私刑を認めていない。容疑者に対する嫌がらせ、いじめはどこでもあったが、死亡するまで暴行を加えたのは、イギリスとオランダの二国が管理した収容所に顕著であった。この二国は、終戦時まで捕虜収容所で収容されていた自国兵を、そのまま日本兵収容所の警備兵に採用したり、戦犯裁判の検察官等に任用した。つまり復讐による私刑が行われてもおかしくない状況を作っていたのである。』

 どうやら、歴史は繰り返すらしい‥‥ 

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2004年4月 | トップページ | 2004年6月 »