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2004.07.10

少年リンチ殺人

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 贔屓の文筆家である日垣隆の「少年リンチ殺人」を読破した。日垣隆の商業出版された書籍のうち、未読了の2冊のうち1冊だったため予約したのだが、目黒区図書館に予約を入れたのは7月1日で、届いたのが7月7日。その間に7月6日の記事「馬鹿は死んでも直らない」で取り上げた、元未成年犯による逮捕監禁致傷事件の報道があった。偶然とはいえ、「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を生々しく思い起こしながら読むことで、少年法あるいは刑法の欠陥に深く思いを巡らせることができた。

 ところで、この本の出版後、少年法 は改正されている。(改正少年法は平成13年4月1日より施行) 改正点を詳述したページがあるので紹介する。

 「少年法ってなに? どう改正されたの? ~中学生のみなさんへ~」

 この文章(Q&A形式)は、依然として加害少年の人権保護の美名に隠れて、その実、加害少年の更生にも被害者の救済にも社会の秩序にも寄与しようとしない、思考停止状態にある反動的な、(たぶん)死んでも直らない人たちのサイト

 「子どもの視点から少年法を考える情報センター

 にあるので、そのスタンスには唾棄すべきものがある。しかし、反社会的法曹関係者の思考法がよくわかる文章なので、一読の価値はあるだろう。それにしても、カスなのは「Q8 「厳罰化」で少年犯罪は減らないのでしょうか 外国の少年法は日本より厳しいと聞いていますが」 の記述である。

「厳しくすれば子どもの犯罪を防止できるか、ということについては、アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国などの外国でも反省や疑問がたくさん出ています。」

そうかもしれない。厳罰化しても初犯の発生は防止できないかもしれない。だが、再犯への抑止効果はあるだろう。そして、凶悪犯罪へのエスカレーションを防止するだろう。この馬鹿どもは凶悪な少年犯罪の実行者は、再犯者が多いという点を見落としている。少年犯罪はエスカレーションする傾向にある。万引きやバイク泥棒から始まって、薬物使用、傷害、致死‥‥ 「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の小倉譲-神作譲も、「少年リンチ殺人」の主犯であるムラヤマも同じだった。

 また、現状のように、人を殺しても数年で社会復帰でき、しかも犯罪歴が法曹関係者以外には伏せられ、本当に更正し反省したのか誰も確認できない状態で野放しになっているのは常民・良民保護の観点から許容できない、と私は考える。現行の少年法や児童福祉法、およびその執行に携わる人間のクズ(法務官僚)や馬鹿(法文解釈至上主義の法曹関係者)のもとで、ほとんど刑罰らしい刑罰も受けずに社会復帰した凶悪犯が、本当に更正しているとは、到底、思えないのだ。司法関係の情報公開のなさ=ブラックボックス性が堅持されている間は、信じろというほうが無理なのである。

 閑話休題。

 少年法の問題は、日垣隆が主張しているように、「(金銭や物的補償で)回復しようのない結果を招いた凶悪な犯罪(=殺人、致死、生涯消えない身体障碍にいたる致傷)」と、「万引きなどの軽微な犯罪」とを分別せず、ほとんど後者しか想定せず制定されたという点だろう。前者に対してどう対処すべきか、犯罪をおかした少年の更正・犯罪の被害者の救済・社会(治安)の維持という観点から総合的に考えるべきであり、平成13年の改正は、不十分ではあるがその第一歩だったと私は評価する。

 いっぽう、死んでも直らない人たちは、加害者の更正すらマジメに考えていない。彼らにあるのは、「加害者の人権は神聖にして不可侵」というカルトな信仰だけである。その信仰が、すべての少年犯罪について社会原因説(外部要因説)に立脚し、犯罪をおかした少年を性善説でしか見ない態度を生む。

 もっと現実を直視しろ、馬鹿どもめ。

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

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