レトロな酒蔵 Goods その2
チャーリーさん(丸味屋酒店のご主人)からいただいた酒蔵Goodsの紹介の第二回目:「入神」(にゅうしん)の甚吉(じんきち)袋2種
「入神」は浜松市篠原町にあった鈴木酒造の酒銘(ブランド)である。自分が酒を飲める年齢になった頃にはまだ酒を造っていたが、静岡吟醸に目覚める前に廃業された。篠原町に隣接する旧・浜名郡雄踏町(2005年7月に浜松市に合併)にも「発祥」の発祥酒造・「千代娘」の宮崎酒造があったが、すべて廃業または委託醸造に切り替えてしまい、いまや浜松市西南部(浜名湖東岸)で自醸している蔵は皆無である。
ある酒屋さんは、「あの辺の蔵は、どこも水が悪くなってギブアップしたみたいですね」と言っていた。浜名湖沿いの低地にあるので、水に塩が混じるようになったということらしい。
さて、「入神」である。今となっては「入神」は「黒龍」「志太泉」の杜氏を歴任した、あの、高橋貞實氏が最初に杜氏に登用された蔵として知られている。というか、Google 等で検索しても、高橋貞實氏と“ニコイチ”でしかヒットしない! その程度の知名度なのである。はぁぁ。
古人いわく「去るものは日々に疎し」でしょうかねぇ‥‥
※ 2006年4月13日に鈴木酒造の関係者よりご指摘があった誤りを訂正しました。ご迷惑をお掛けしました。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
この近所にかつて住んでいた者です。廃業したのは小学生の頃だったでしょうか。蔵元の長女?のK子ちゃんと幼稚園で同期でした。東京で暮らしてるらしいけどどうしてるかなぁ。
投稿: BJLM | 2020.11.26 06:07 午前