« 「闘将 角田覚治」から集団自決を考える | トップページ | 菊源氏 三冠酒 »

2007.10.17

曲学阿世の徒

 自民党は本当に壊れてしまったようだ。

 自民党有志でつくる「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」会長の中山成彬元文部科学相は17日午前、沖縄戦での集団自決に関して旧日本軍の強制の記述が教科書検定で削除された問題で「軍の命令、強制は当然あったと思う。沖縄戦について、国会議員も国民もあまりに知らなさ過ぎる」と述べ、記述回復を図る動きに理解を示した。党本部で開いた同会役員会後に記者団に述べた。

(引用元は共同通信:http://www.47news.jp/CN/200710/CN2007101701000314.html

 「軍の命令、強制は当然あった」と思うのは勝手だが、それを否定する調査結果、証言が次々と出ている現在では、肯定するための証拠、資料が必要だろう。そこを素っ飛ばして、次世代の教育に用いる教科書に記述するというのは、政治的ではあっても学術的ではない。まさしく、「学を曲げて世に阿る」行動だ。その輩が保守政党から出てくるところに現在の危機的状況を見ることができる。せめて「沖縄戦での集団自決に関して、軍の命令はなかったが、軍の関与や公的な強制があったのは明らか」にしておくべきだろう。

 当時、市町村長、警察官、教師、その他もろもろの公職にある人達がこぞって「囚われるよりは死を!」という思想指導をやっていた。彼らのうち少なからぬ人達が、戦後になって「心ならずも‥‥」と反省の弁を述べて転向し、ただ軍と軍人にのみ罪をなすりつけてきた。その典型は戦時中に教員・憲兵隊員であった槙枝元日教組委員長だろう。戦前戦中は軍国勢力に阿り、戦後は左翼勢力に阿り、ただ迎合し続けてきた。あるいは、その場その時の「いい子ちゃん」であり続けようとしてきた。

 自民党も、いまやその手の連中がハバを利かせているのか、と思うと暗澹たる気分になる。いよいよ、リベラルを排除した保守新党、あるいは右派新党が必要だよなぁ‥‥

 本館サイト: http://www.dd.iij4u.or.jp/~kshimz/  E-Mail: kshimz@dd.iij4u.or.jp

|

« 「闘将 角田覚治」から集団自決を考える | トップページ | 菊源氏 三冠酒 »

コメント

「軍の命令、強制あった」 集団自決で中山元文科相
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007101701000314.html
 ↓
「強制は言っていない」 中山元文科相 報道内容を否定
軍命・強制「分からない」 中山元文科相 「関与は事実」
http://koyamay.iza.ne.jp/blog/entry/353073/

投稿: yasukawa | 2007.10.18 12:28 午後

ありゃー。

これは共同通信の飛ばしでしたかねぇ。ブログの記事にするのを早まったかな‥‥

“全国52新聞社と共同通信の総合ニュースサイト「47NEWS」”で、キーワード
「中山成彬」で検索すると、以下のような記事もありますね。

「殉国死でなく犠牲者だ/中山元文科相に聞く」
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709271300_04.html

「検定意見撤回の動きを批判 中山元文科相 」
 http://www.47news.jp/CN/200710/CN2007100501000248.html

たしかに誤解されやすい、微妙なゾーンの発言があるなぁ‥‥ 
ご自分の公式サイトには、この件については何も出てませんな。

「中山 成彬 なかやま なりあき  WEBサイト」
 http://www.nakayamanariaki.com/

投稿: kshimz | 2007.10.18 11:25 午後

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 曲学阿世の徒:

« 「闘将 角田覚治」から集団自決を考える | トップページ | 菊源氏 三冠酒 »