「議員辞職勧告」でググっていたら、鳩山首相の8年前の威勢のいい文章が出てきた(笑)
「国民の声が聞こえなくなってしまっている与党には、政権を運営する資格はありません。私たちは○○議員の疑惑を更に追及し、○○議員を辞職に追い込んでいかなくてはなりません。」「いずれにしても民主党は、与党、野党の区別なく、政治倫理問題に対して厳しく対処していく立場です。」
鳩山首相、そこらじゅうにブーメランを投げていたんだなあ(苦笑)
原本は ⇒ http://www.dpj.or.jp/sub_link/info_mailmag/bk_mailing/vol046.html
“民主党メールマガジン
DP-MAIL 第46号 2002年3月21日
編集・発行/民主党広報・宣伝委員会
(中略)
■友愛こらむ
<政治に倫理を取り戻すために>
みなさん、こんにちは。
先週末に鈴木宗男議員が自民党を離党しました。そして、月曜日には加藤紘一
議員も同じように自民党を離党しました。私は2人の離党記者会見を見ました
が、見ているうちに鈴木氏には怒りを、そして加藤氏には歯痒さを感じました。
鈴木氏の内容を要約すると、「私は何も悪いことをしていない。しかし、自民党
には迷惑をかけたから離党する。それにしても、外務省には面倒を見たのに裏
切られた。したがって、外務省改革をやらねばならない。一から出直す」とい
うものでしょう。加藤氏の場合は、「秘書が脱税容疑で逮捕されたことをお詫び
する。友人から注意するように言われていたが、心耳を澄まさなかった。監督
責任を感じる。よって、自民党に迷惑をかけたから離党する。原点に戻って考
え直していきたい」ということでしょう。
鈴木議員の「悪いことは何もしていない」という認識には唖然としました。数
え切れないくらいの疑惑を抱えてこんな認識ならば、議員として失格です。善
悪の判断がつかない人を法律を作る専門家にはできません。加藤議員は、秘書
の行為に対して、自分は知らなかったとして監督責任のみを認めていますが、
加藤氏が派閥の長として上り詰めていく上で犯した金庫番の罪は、自分自身の
罪に等しいとどうして感じないのでしょうか? 両名とも「党に迷惑をかけた」
と述べていますが、党ではなく国民のみなさんに迷惑をかけたことに気が付い
ていないことが致命傷です。自民党は鈴木議員や加藤議員の秘書のような人物
の養成機関であって、同じ穴のムジナなのです。自民党自体が責任を取らねば
ならない立場なのです。
本日、鈴木宗男議員の辞職勧告決議案を国会に上程する動議が衆議院の議院運
営委員会で否決されました。したがって、国会の本会議場において鈴木議員の
辞職に関して採決することができなくなりました。結局、小泉首相も与党も鈴
木宗男議員をかばいました。大変に見苦しいことです。小泉さんは少しばかり
国民向けに発言したようでしたが、あっけなく与党に潰されました。小泉さん
のパフォーマンスは自民党を潰すどころか、自民党に簡単に潰されたのです。
それで引き下がってしまうとは、何というリーダーシップの欠如でしょうか。
自民党はもちろんのこと、公明党も保守党も政治倫理という言葉さえ忘れてし
まったのでしょうか。国民の声が聞こえなくなってしまっている与党には、政
権を運営する資格はありません。私たちは鈴木議員の疑惑を更に追及し、鈴木
議員を辞職に追い込んでいかなくてはなりません。
加藤紘一議員については、証人喚問などを求めながら、事実関係をさらに明ら
かにしていきます。加藤議員が目指した政界再編に国民も一時大きな期待を寄
せただけに、国民を裏切った罪は大変に大きいと自覚していただかなければな
りません。したがって、加藤氏についても、離党ではなく、議員辞職されるこ
とを強く望みます。
なお、社民党の辻元清美政審会長にも、政策秘書の給料をピンハネしたのでは
ないかとの疑惑が浮上しています。かつてわが党にいました山本譲司君のケー
スと似ているように思われますが、ご本人は否定していますので、事実関係を
良く調査する必要があります。いずれにしても民主党は、与党、野党の区別な
く、政治倫理問題に対して厳しく対処していく立場です。
民主党代表 鳩山由紀夫”
たしか、鈴木宗男議員は、あっせん収賄罪・受託収賄罪・政治資金規正法罪・偽証罪で起訴されて、1審・2審ともに有罪判決を受けて上告中です。民主党はいまや、そういう議員をと統一会派を組んで小沢一郎を庇う与党になっているわけですが‥‥
「敵の敵は味方」を地でいくマキアベリズムですね。
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