R4: 2000年10月 週刊ポスト 『私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティは「台湾人」だ。』
蓮舫氏が32歳のときに、『私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティは「台湾人」だ。』 と語った記事です。
参政権を得たいならば帰化すればいい。私は自分が帰化するときに、父にいわれた言葉が忘れられない。父は、 「日本に帰化するということは日本の参政権を手にすることだ」 といった。この言葉に、私は非常に感激した。国を捨て、帰化することを責めることなく、父は日本の政治に参加する権利を得ることが出来るのだといってくれた。帰化して、日本の構成要員になって初めて手にするものが参政権だ。 ただし、国籍に全員がアイデンティティを感じるものではない。私は帰化しているので国籍は日本人だが、アイデンティティは「台湾人」だ。在日朝鮮・韓国人の方たちのアイデンティティは朝鮮・韓国という国家にあるのではなく、「在日」それ自体にあり、非常に複雑。だからこそ、自分のアイデンティティ、国籍を深く考える。日本人はこのアイデンティティと国籍への関心がとても薄いと感じる。(「週刊ポスト」2000年10月27日号より)
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